酛摺り体験 |
今回はそのレポートです。
1月18日お昼すぎにに出発、お決まりの東名阪道の渋滞にハマリながら
夕方4時ごろ久保本家酒造のある大宇陀に到着。
挨拶もそこそこに作業着に着替え、白衣とキャップを借りて、
さあ作業開始です。
まずは、麹室に入って前日菌を振った蒸し米をほぐす作業。
室内は30度、外気は5度、暖か~い♪
まじめに作業していたので(笑)結構汗だくに、
Tシャツはびっしょり。
脱いだり着たりしながら、大変です。
さて、お次はいよいよ酛摺りです。
酛摺りは生酛造りの核となる作業で、
半切りと呼ばれるタライの大きいようなものに蒸し米と麹と水を入れ、
蕪櫂(かぶらがい)と呼ばれる木製のすりこ木のようなものを使って、
ヨーグルト状になるまで摺って、天然の乳酸菌を自然に作り出しす作業です。
雑菌が繁殖しにくい環境の下地を作り出す大事な行程で
極寒気の気温が非常に低くないとできないつらい重労働です。
当日は愛知県も冷え込み寒かったですが、
大宇陀はもっと寒かったです。
若い蔵人さん2人と私の3人で酛摺りの作業。
声を出し(TVで見るような歌は歌いませんでしたが)息を合わせて、
えい、えい、えいと半切りに櫂を入れていきます。
でもホントは
心の中では高田渡を歌ってました・・・曲は名曲「自転車に乗って」
加藤杜氏の「夜の作業の前に食事を済ませましょう」という
ありがたいお言葉で蔵人さんたちと一緒に食事を頂くことになりました。
まかないの若い美人のお姉さん方が2人みえて、
山の幸や野菜、お肉を中心とした美味しいご飯をごちそうになりました。
お酒は飲まないのかと思っていたら、
出ました!
「生酛のどぶ」 当然お燗です。
大将(一宮の)のお察しの通り、歓迎の宴となり
お姉さんや蔵人さんたちにぐいぐい注がれ
飲んでは注がれ、また飲んでは注がれる「わんこどぶ」状態に・・・・。
ごちそうさまでした~♪♪♪
その後、私はヨッパ状態で再び酛摺り開始~♪
皆さんもややテンション高めのご様子だったような・・・。
翌朝は4時起き
暗い!眠い!寒い!
3拍子揃った悪条件の中
皆さん、しゃんとしている。
私もしゃんとしているフリをする・・・・・。
麹室の仕事、酛場での仕事やら、あっちいったり、こっちいったり
蔵人の皆様の足手まといになりながら黙々と作業のお手伝い。
作業も無事終了し
お昼前にご挨拶して蔵を後に
近くの温泉施設で汗を流して
一路一宮へ
帰りは渋滞もなく、なんとか無事に帰ってまいりました。
感想?
一言でいうと、美味しいお酒を造るということは大変です、いや大変でした。(当たり前か・・・)
その頃、私は尾一の前の寅゛ちゃんで何気に置いてあった
「どぶ」をもちろん燗をつけていただきました
そしてお替わりにまた、お燗をつけた「どぶ」をいただきました
締めに「兼八」をいただきました
どこの店が卸しているのかまるわかりですね・・・
乱筆御免
お酒すごく興味あります~
杜氏さん達はしっかり呑んで~朝もしっかり早起きして仕込みを
されるのですね~
この寒い時期にこそ「どぶ」を楽しまなきゃね~~~
お疲れさまでした~
今年のどぶ、期待してください♪
いつにもまして美味しくなってるかも・・・。
そう、蔵人さんたちはしっかり飲んでしっかり酒造りをするんです。
寒いけど、日本は四季があるからいいと思います。
今晩もおいしくいただいた「どぶ」よりも
今年のはもっといける!ってことですね(逆?まさか・・・)
甘くない辛口のにごり酒
新しいおいしさです。
高田渡の「自転車に乗って」
どんな曲か知りたいなあ~
明日は極寒の伊良湖岬にサイクリング行ってきます
お目当ては岬でのおいしい昼ご飯~(^^)/